施工工程から探す
高品質な製品は、確かな工程から生まれます。
光オプトの施工工程をわかりやすくご紹介します。
各工程をクリックすると、詳細をご覧いただけます。↓
01 材料 （性能を支える素材選定力）
⇒対応素材一覧
光学ガラス：BK7、B270、各種光学ガラス（SF11、F2、FPL51） など
石英系：Fused Silica、Quartz
フッ化物系：CaF₂、MgF₂
赤外材：Ge、ZnSe、Si
⇒素材調達ネットワーク
国内外の素材メーカー指定の材料調達可能
ロット・納期・価格に応じた柔軟な調達対応
02 荒摺・研削（形状形成の基盤）
⇒工程の目的
レンズやプリズムの基本形状を形成
研磨前の寸法・曲率を安定化
⇒加工設備・精度管理
高剛性荒摺機（CNC制御対応）
曲率半径の初期精度確保（±数％）
03 研磨（光学性能を磨き上げる）
⇒工程の目的
荒摺後の形状を高精度に仕上げ
面精度・表面粗さを最適化し、光学性能を確保
⇒対応形状・部品
球面・非球面レンズ、プリズム、窓材、ミラー
平面・曲面・特殊形状（トロイダル、円筒面など）
⇒加工精度・品質管理
φ数mm〜φ300mm以上のサイズ実績あり
面精度：λ/10〜λ
表面粗さ：Ra=1nm 以下対応
04 芯取（光軸精度を整える）
⇒工程の目的
光学部品の光軸と外径の整合性を確保
偏心量の最小化による性能安定化
⇒対応部品、対応サイズ
球面・非球面レンズ、窓材 φ数mm〜対応可能
⇒加工技術・設備
ベルクランプ/透過偏心式芯取機による高精度加工
光軸測定装置（測定器付き芯出顕微鏡）など
05 成膜（光を操る薄膜技術）
⇒工程の目的
製品の性能・用途に応じた膜設計・光学特性の調整
耐久性・環境耐性の向上
⇒対応膜種
反射防止膜（AR）高反射膜（HR）、
各種UV・VIS・IR膜、レーザー用膜、誘電体多層膜
金属膜（Al、Ag、Auなど）、保護膜、撥水膜など
⇒成膜技術・設備
真空蒸着、イオンアシスト、スパッタリング成膜
⇒対応サイズ・形状
φ数mm〜φ300mm以上の大型部品
球面・非球面・プリズム・窓材など多形状対応
06 接合（光軸と収差を整える）
⇒工程の目的
（収差補正のための複合構成 ）異なる材質や形状のレンズの光軸を合わせ、緻密に接合することで球面収差・色収差など
の補正された高性能な結像が可能になります。接合時には専用の光学接着剤にて固定します。
（接合面の歪対策）
UV硬化型接着剤は硬化時に内部応力が残りやすく、歪の原因になることがあります。
弊社では長年培ってきた技術・ノウハウによって、応力を分散させ歪を抑制する事が可能です。
06 接合（光軸と収差を整える）
⇒接合（バルサム）の由来
「バルサム」は、モミの木から採取される天然樹脂のこと で、特にカナダバルサムという種類が有名です。粘度が高く、屈折率が光学ガラスに近いため、光学レンズの接着剤として100年以上で長く使用されてきました。現在はより耐久性の高い紫外線硬化型の合成接着剤が主流で「バルサム」という言葉だけは慣用的に残っております。
（組立効率の向上）
偏芯量の少ない接合レンズは後工程での組立が簡略化され、位置決めや調整の手間が軽減できます。これにより、作業性と品質安定性が向上します。
⇒対応接合方式
UV硬化接着（高透明・低応力）
熱硬化型・エポキシ系接着剤対応
⇒対応部品・形状・数量
球面・非球面レンズ・プリズム・ホルダー等への接着にも対応
φ3mm〜φ180mmまでのサイズ実績あり
透過偏芯 5”以内保証実績あり
数量 120,000pcs/月まで対応可能
07 墨塗（迷光を防ぐ精密仕上げ）
⇒工程の目的
光学部品の外周・端面に墨を塗布し、迷光・反射を防止
光学系のコントラスト向上と測定精度の安定化
⇒対応部品・形状・数量
球面・非球面レンズ、プリズム、窓材、特殊形状や多面体にも塗布可能
φ4mm〜φ200mmまで
数量 50,000pcs/月まで対応可能
08 組立（光学性能を完成させる）
⇒工程の目的
光軸整合・偏心調整を確認しつつ、光学部品の配置・筐体組込みを高精度で実施し、製品としての完成度と安定性を保証
⇒対応製品・形状・数量
レンズユニット、プリズムアセンブリ、光学モジュール
接着・ネジ固定・筐体圧入など多様な組立方式
09 その他、受託サービス
⇒切断加工
各種切断（スライシング、ダイシング、レーザー）加工も対応いたします。
⇒フォトエッチング
金属膜、誘電体膜へのレジストパターン（ドライ・ウェット・リフトオフなど）にも対応いたします。
素材選定から最終仕上げまで、すべての工程に妥協はありません。
高精度な光学加工をお求めの方は、ぜひ光オプトにお任せください。
小ロットから量産まで幅広く対応いたします。